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名無し

Author:名無し
今年の戦隊シリーズ最新作「ゴーオンジャー」が結構面白い。
そこで思い立って戦隊シリーズの歴史を自分勝手に脳内補完してまとめてみようかと思う。かなり勝手な思い込みが多いのはご了承のほどを。

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11.光戦隊マスクマン
11.光戦隊マスクマン(1987)
1987/2/28~1988/2/20 土曜日18:00~18:25




作品の特徴
再びタイトルに「戦隊」の文字が復活し、これ以降は完全に定番となる。これはダイナマン路線が勝利してバイオマン路線が敗北したというような意味ではなく、そのような区別をする意味が無くなるほど、本作以降の作品においては2つの路線が統合された設定が用いられるようになるということである。

ただ厳密に言えば、やはり基本はダイナマンのように「危機に際して戦士が集められる」という設定で、そこにバイオマン路線で目指していた「ヒーローと敵組織との因縁や深い関係性」を盛り込んでいくことになったといえる。そしてバイオマンやフラッシュマンにおいてはそうした要素を盛り込むためには基本設定自体を変えなければいけないというスタンスであったのだが、それは敵組織の描き方の工夫次第で解決可能だというのが本作以降のスタンスである。

本作においては戦隊のリーダーであるタケル(レッドマスク)が戦士になる以前から恋愛関係にあった女性が実は敵組織のスパイで、しかし2人は本気で愛し合っており、戦いが始まったことで2人は引き裂かれてしまうという「ロミオとジュリエット」のような設定を導入している。そうした引き裂かれた恋愛物語に加えて敵側における屈折した姉妹関係も絡み、敵側に恋敵も現れるなど、恋愛部分だけでも十分面白い展開に加えて、そこに更に敵組織内部の家門間の抗争も絡んでくるという、この頃にはシリーズ定番となった大河ロマン的要素もあり、そういう面では非常に面白いストーリーになっている。


左から マスキーファイター、マスキードリル、マスキータンク、マスキージェット、マスキージャイロ


初の5機のマシンによる合体ロボ グレートファイブ(1号ロボ)

また、本作は「気功」をモチーフとしているが、これはおそらく低年齢層向けに目新しい要素として導入したものだろう。オープニング映像などでも、いきなりムキムキマンが出てきたり、手からオーラパワーが発射されまくったり、谷隼人演じる姿長官が座禅を組んで宙に浮いたり、いかにも子供が「すげぇ~っ!」と言いそうな映像のオンパレードである。子供はああいう超能力みたいなものが好きだから、そういう面でアピールしようとして気功を導入したのだろう。

しかし、おそらくは前作で細部にこだわりすぎて話が難解になり過ぎたことへの反省もあるのか、本作では逆にそのあたりがいい加減で、「気功」が他の諸設定との間でいまひとつ整合性が取れていない感がある。


巨大トレーラー「ランドギャラクシー」(2号ロボへ変形)


ギャラクシーロボ(2号ロボ)

アクション面では気功や拳法の要素を取り入れたマスクマン側の技や武器が多彩であり、しかも巨大ロボ「グレートファイブ」が本作ではとうとう5台のマシンの合体ロボとなり、更に中盤から巨大トレーラー「ランドギャラクシー」が変形する2号ロボ「ギャラクシーロボ」も登場し、ストーリー、アクション、特撮ともに申し分なく、むしろ気功は別に要らないんじゃないかとさえ思えるくらいである。

そのような不自然さを感じさせながらも「気功」という新要素にこだわったのは、やはり制作サイドとして、そろそろゴーグルファイブのフォーマットに則った路線についてのマンネリ感を意識するようになってきており、とにかく何か新しい要素を加えていこうという意欲の表れであったと見受けられる。





戦隊メンバー

赤:レッドマスク/タケル(男・リーダー)・・・最も強いオーラパワーを持つ

黒:ブラックマスク/ケンタ(男・サブリーダー)・・・明るい性格で女性に弱く惚れっぽい

青:ブルーマスク/アキラ(男)・・・お調子者で身が軽い

黄:イエローマスク/ハルカ(女)・・・忍者の子孫で男勝りな性格

桃:ピンクマスク/モモコ(女)・・・子供好きな努力家

メンバーの呼称は「色名+マスク(隊名)」という形式。

緑が消えて黒が復活して色編成がダイナマンのパターンに戻ったことからも、本作が前作のようなややこしい設定をやめてダイナマンやチェンジマンのような「危機に際して戦士が集められる」という王道的路線を志向していたと覗える。但し、この色編成で女性戦士が黄と桃であるのは初めて。

本作では黄が男勝り、桃が子供好きという設定になっており、ヒロイン2人制時の「黄=活発で中性的=女戦士型、桃=可憐で女性的=戦隊のお姉さん型」というパターンがこのあたりから定着してくるが、ヒロイン2人制はひとまず本作で途切れることになり、3年後のファイブマンで復活する。

ちなみに女性メンバーの変身後のスーツデザインはカラーリングでハイレグレオタード風に見せるパターンは止めになり、この作品ではミニスカート風のものが腰回りに垂れ下がるようになっている。

メンバーに姓が設定されていないが、前作の場合とは違って、実際に姓が無いというわけではないのだろう。おそらく全員が拳法家という設定なので、彼らは変身前から常に戦士なのであって、俗世のしがらみを捨ててひたすら一人の拳法家として生きるという意味で、姓の無い名前をコードネームのように扱うことによってそうした特徴を表現しようとしているのだろう。分かりやすく言えば、例えば「北斗の拳」などでも拳士たちは姓は持たず「ケン」や「ラオウ」などと呼び合う。それと同じようなことだと思えばいい。



なお、本作には1話限定で初めての6人目の戦士である緑の戦士「X1マスク(飛鳥リョオ)」が登場する。これはマスクマンのプロトタイプという設定で、設定上は後のキングレンジャーやメガシルバー、アバレキラーと類似している。しかしこの時点では追加戦士という発想ではなく、あくまで一話限定のゲスト扱いであり、実際、この後4作品には追加戦士は出てこない。追加戦士が最初に出てくるのはあくまで1992年のジュウレンジャーである。


X1マスク/飛鳥リョオ なんだかバトルフィーバーっぽいデザインである


戦隊の所属
姿三十郎という科学者にして拳法家がチューブの侵攻を察知してオーラパワーを発揮できる素質のある5人の拳法家を集めて編成した秘密組織。表向きはレーシングチームだが、ロボットや超兵器類を開発保持している。その資金など何処から出ているのか不明。


姿長官(右は光戦隊の基地)

どうして科学者であり拳法家である人がレーシングチームのオーナーもやっているという設定なのかというと、劇中設定では5人にチームワークを培わせようという姿長官の深謀遠慮だそうだが、実際どうしてわざわざレーシングチームなのかはよく分からない。おそらく単に制作サイドとして戦士の日常としてモーターアクションを描くことによって、カッコよくて子供に受けそうだと考えたからだろう。





メンバーの来歴

中央で座ったまま浮いてるのが姿長官

未知の気の力・オーラパワーを秘めているとして姿三十郎によって全国からスカウトされて集められた5人の若い拳法家がマスキングブレスというブレスレットを用いて、さらにオーラパワーで空中浮遊して変身する。つまりオーラパワーが使えないと変身できない。また、彼らは変身前から拳法の達人であり、戦闘にもオーラパワーを使うので、マスクマンのパワーアップは新武器や装備によるものだけでなく、特訓によってもパワーアップが可能となる。普段はレーシングチームの一員として働く。

オーラパワーが一種の未知なる光のパワーとして表現されているので、オーラパワーを使う戦隊という意味で「光戦隊」なのだろう。「マスクマン」のほうは単に「マスクをかぶったヒーロー」という程度の意味であろう。


ジェットカノン


戦隊の敵
地底世界を支配する大帝国「チューブ」が地上侵略のために送り込む「地帝獣」という怪物や戦闘員がマスクマンと戦う。地帝獣は倒されるとオケランバという地底生物のエネルギーで再生巨大化する。




地底王ゼーバ

チューブは類型としてはエイリアン侵略型の敵組織。チューブの帝王ゼーバはかつて地底世界を統治していたイガム家の国王を暗殺して地底世界を乗っ取った。イガム家再興のためにゼーバに仕えるのがタケル(レッドマスク)の恋人の奈緒(実はイアル姫という名)の双子の兄であるイガム王子なのだが、実はイガム王子は男として育てられた女であり、マスクマンと戦いつつタケルの説得を受けて次第に改心してチューブから離反し、妹やマスクマンと協力してゼーバを倒し、地底王国の再建を妹の奈緒に託して旅に出、そして奈緒はタケルと再開したのも束の間、地底王国再建のために地底に戻りタケルとは悲恋に終わるという、まるで宝塚歌劇のようなストーリーなのだが、これに地底世界の様々な群雄が絡む大河ストーリーが展開される。


地底王子イガム


作品のヒロイン
このようなストーリー展開である以上、必然的にこの作品のヒロインはイアル姫(奈緒)ということになる。ゼーバによって氷漬けにされたイアル姫を救い出すためにタケルが愛のオーラによって氷を溶かすという、戦隊シリーズで出色のクサいシーンもあり、気功がストーリー展開上で役に立った唯一の例と言っていいであろう。


イアル姫

しかしイアル姫は物語の最初と最後以外はほとんど氷の中で眠っているだけなので、むしろこの作品の真のヒロインはイアル姫の双子の姉であるイガム姫(イガム王子)と考えられる。もちろん2人は同じ女優さんが演じていて、浅見美那さんという日活ロマンポルノ出身の妖艶な魅力の女優さんである。


イガム姫(イガム王子が女性に戻った姿)

こうして敵の幹部が物語上のヒロインになってしまうという展開の中で、戦隊側のヒロインであるイエローマスク(ハルカ)とピンクマスク(モモコ)は、ヒロインとしては影が薄くなってしまうのは仕方ないことではあった。


イエローマスク/ハルカ

イエローマスクは忍者の子孫で、自身も忍術を使うキャラなので、典型的な女戦士型キャラであり、一方、ピンクマスクは子供に慕われる人格者キャラで、典型的な戦隊のお姉さんキャラである。そろそろこうした従来型の「女戦士」「戦隊のお姉さん」キャラではマンネリでインパクトが薄くなってきたのだともいえる。


ピンクマスク/モモコ

「女戦士」にしても「戦隊のお姉さん」にしても、所詮はストーリー上は脇役に過ぎず、イガム姫のようなストーリー展開上でメインキャラとして動く女性キャラが出てくれば、どうしても霞んでしまうのは当然だった。そこで戦隊側のヒロインでありながらストーリー展開に重大な影響を及ぼす新たな類型のキャラクターが求められることとなった。これが次作ライブマンにおいて岬めぐみというキャラクターを生み出すことになる。





作品の評価
アクション面では気功や拳法の要素を取り入れた工夫が多々見られて見所が多く、また巨大ロボの五体合体や2号ロボの使用など、特撮面も充実していた。また、悪の組織の侵略に対抗するために戦士たちが集められるという設定もシンプルで分かりやすく、これらによって低年齢層の支持を得た。



それに加えて宝塚歌劇のような悲恋物語が高年齢層の、特に女性層の人気を博して、特にレッドマスクのタケルのアイドル的人気が生じ、更に甘いマスクのブルーマスクのアキラの人気も起きるという現象も生じた。こういった現象はそれまでの戦隊シリーズでは起きなかった初めての現象であり、今まで戦隊シリーズなど見なかった層の視聴者を掘り起こしたことになる。フラッシュマンからこのマスクマンを経て次作ライブマンまでに掘り起こした高年齢視聴者層をその後引っ張っていったことによって、後にジェットマンの成功に繋がることになるのだ。


タケル(左)やアキラ(右)のアイドル的人気によって高年齢女性視聴者層が開拓された

ただ、この恋愛物語によって深く描かれるのはマスクマンの中ではタケルの内面のみであり、戦隊の他のメンバーの影はどうしても薄くなる。本作においてはそうした欠陥があったため、次作ライブマンではその是正が図られることになる。

このようなヒーローの恋愛要素が導入されたのは初めてのことであるが、タケルと美緒(イアル姫)の2人は序盤に引き離された後は最終盤になるまで出会うことが出来ないのであって、まさに二人の恋愛模様は文字通り「氷漬け」になっているのであり、本作における恋愛要素導入の目的は恋愛模様を描くことではなく、物語のドラマ性を盛り上げ主人公の内面描写に深みを持たせるためのきっかけに過ぎないのであり、その点で後に作られるジェットマンとは少し違う。



また、気功がモチーフとして使われたが、気功はマスクマンの変身と技にのみ関係があり、巨大ロボ戦になると気功は全く関係なくなり、そもそも敵側は全く気功と無関係であり、気功合戦や拳法合戦のような面白みは無い。気功がマスクマン側だけの占有物であるため、気功というモチーフは基本設定やアクション面には影響は与えるがストーリー展開にはほとんど影響を与えない。これでは気功というモチーフを存分に活かしきっているとは言えない。そういう点では後のダイレンジャーやゲキレンジャーに比べて物足りないと言える。しかし、巨大戦といえば合体ロボ、悪の組織といえばエイリアン型か暗黒科学型しか発想の選択肢が無かった時代のことであれば、これは仕方ないことであろう。
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未分類 | 00:14:31 | Trackback(0) | Comments(9)
コメント
いや、どっちかと言うと…
特撮の合成処理にいまいち感が拭えない作品だった気がします。特に地帝獣のやられるシーンの処理には特にやっつけ感が漂い…だもんで本放送は10話くらいから見ない事の方が多くなっていった…orz…
 一部では「マヌケマン」扱いされている戦隊です。
 プロレスファンには特にウケが悪かったなあ…(どうしても空中殺法とか期待してしまうし…タイガーマスクとかルチャ・リブレの影響で…orz…)
2008-04-12 土 13:50:30 | URL | えびとろあなご蒸し [編集]
みんな の プロフィールは、アクセスアップをお手伝いするサイトです。
http://blog.livedoor.jp/mihomopr/


より多くのひとに貴方のブログを見てもらえます。
2008-04-15 火 15:37:30 | URL | みんな の プロフィール [編集]
卵黄コリンでダイエットを考える
卵黄コリンとは、卵黄レシチンを含むサプリメントの商品名です http://mainland3.crosstudio.net/
2008-10-28 火 10:48:33 | URL | [編集]
コリアンダーとエステでダイエット
コリアンダーの実を乾燥させたコリアンダーシードともよばれ、スパイスとしてカレーなどに用いられます http://lank.crosstudio.net/
2008-10-29 水 02:39:35 | URL | [編集]
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